メリノTシャツが私に合わせてくれる感じ。そういう柔軟性が嬉しかった 。(OLSIA 丹後 佳代さん)
MITSUBOSHI 1887を愛用してくださっている「使い手」の声と出会う Meets VOICE (ミツボイス)。今回は今治でタオル工場を事業承継で引き継いだ株式会社丹後専務 / OLSIA (オルシア) 代表の丹後 佳代さんに、代官山ショールームスタッフの山田 桜子(以下、桜と表記)がお話を伺いました。
共通点は「モノを売りたいのではなく、モノを通して目の前の人を幸せにしたい」という気持ち
(桜)
まず始めに、丹後さんはどのようにMITSUBOSHI 1887を知ったのでしょうか?
(丹後さん)
MITSUBOSHI 1887の岩田真吾さんとはウーマン・オブ・ザ・イヤーの授賞式で初めてお会いし、繊維だったり、地方のものづくりだったり共通点がたくさんあって仲良くなりました。(桜:ウーマン・オブ・ザ・イヤー2019では丹後さんが「新・事業承継モデル賞」を、岩田が理事を務めるHomedoor代表の川口加奈が「再出発サポート賞」を受賞しました。)
その後、2019年の5月にMakuakeで「23時間を快適にするメリノTシャツ」を応援購入させていただきました。その時にMITSUBOSHI 1887に共感したのは「メリノTシャツを着た人がどんな風に幸せになるか?」という気持ちをとても強く発信していたところです。
私たちのような「モノの作り手」は、ついつい「モノ」に注目してしまいがちです。良い物作りは当然ですが、私はいつも「タオルを売りたいのではなく、OLSIAのタオルを通して目の前の人を幸せにしたい」と考えています。MITSUBOSHI 1887からは同じ空気を感じて、「このメリノTシャツをぜひ着てみたい!」と思い、購入しました。
メリノTシャツはすでに、特別なものではなく、自分の中のベーシックになっています
(桜)
そうだったんですね、ありがとうございます!メリノTシャツをご購入いただいて1年ほど経ちますが、どのように使っていらっしゃいますか?
(丹後さん)
特別に意識せずに着ています。自分の中のベーシックというか。一枚でもいいし、カーディガンなどを羽織ればカッチリ見えるし。
(桜)
メリノTシャツは洗濯機でも洗える仕様にはなっていますが、お洗濯はどうされていますか?MITSUBOSHI 1887としてはおしゃれ着用洗剤やネット使用などを推奨しています。
(丹後さん)
こんなこと言うと岩田さんに怒られちゃうかもしれないけど…気にせず他の服と一緒に洗っちゃってます。そして乾燥機にガンガン入れちゃってます(笑)
(桜)
ええっ!!丈が縮みませんか?
(丹後さん)
はい、それは縮みます。実は、縮むのを前提にちょっと大きいサイズを選んだんです。
これはメリノTシャツに限ったことではないんですが「どんなに良いものでも、自分の生活とかけ離れていたら買えない、使えない」と思っています。
このメリノTシャツは乾燥機をかけた後でも着心地が良く、シワも気になりません。確かに最初のサイズからは縮んでいるかもしれませんが、衣服が私に合わせてくれる感じです。そういう柔軟性があるのが嬉しかったです。
(桜)
そう言って頂けると私たちも嬉しいです。使い手の皆さんの数だけメリノTシャツの活きる道はあると思っています。ところで、乾燥機に掛けると生地が少し厚くなりますが、それは気になりませんでしたか?
(丹後さん)
言われてみれば、そうですね。でも、自分の中ではこの生地感も含めてベストです。少し冷え性なので、真夏でも着ます。むしろ真夏に着ます。そういう意味では、夏用のロングスリーブ・メリノTをぜひ開発して欲しいですね。日焼けも防いでくれるし。
子どもがぎゅっと抱きついてくるTシャツで、Withコロナ時代でも幸せになる
(桜)
少し話題を変えまして、コロナの影響で衣食住を含む生活スタイルが大きく変化を強いられていると思います。丹後さんにとってはどんな影響がありますか?
(丹後さん)
そうですね、もしかしたら都会とはちょっと違うかもしれません。リモートワークになって移動時間がなくなって「時間ができた」という人もいると聞いたことがあるんですが、田舎はもともと職場の近くに住んでいたりするので特に移動時間は減っていません。家事と仕事が融合してしまって、むしろ時間がなくなった、忙しくなったというのが実感です。
(桜)
コロナの影響がなかった頃は出張なども多かったのでしょうか?
(丹後さん)
はい、百貨店などの催事が多かったので出張も多かったです。出張に行くと一人になるので完全に仕事モードになれるんですが、今はそういう一人時間はありません。ただ、それが単純にネガティブというわけではなくて、「共存の仕方」をより強く意識するようになりました。出張時には見えていなかった家族のありがたみを感じられるというか。
お客様に直接お会いできないのはやっぱりさみしいですが、その分オンラインショップでコメントをくださったりすることが増えました。コロナでつながり方は変わったかもしれませんが、つながることの本質的な価値は変わらないな、と思います。
(桜)
お客様からのコメントは本当に嬉しいですよね。では、服装について変わったことはありますか?
(丹後さん)
私、実は前に教師だったということもあって、元々はスーツなどのどちらかというとカッチリした服を着ることが多かったんです。
でも、今は「人に見られる」という意識は減って、ちょっと効率に傾いているかな、とは思います。例えば、毎日アイロンをかけないといけない服じゃなくて、そうじゃなくても着やすくて快適な服を選ぶようになりました。
(桜)
Afterコロナへの期待、みたいなものはありますでしょうか?
(丹後さん)
この自粛生活を通して、「きらめき」だったり「ときめき」の大切さを再実感しました。ただ、これからはお金も必要になりますし、クローゼットにも限界はあるので、無駄なものは買えません。自分のベーシックをしっかりと認識して、それを楽しむ術を持つのが大事だと思います。
スーツに関しても、これまでは「スーツを着なければならない」と思って着ていましたが、これからは「スーツを楽しもう」と思って着るようになるんじゃないかな。
(桜)
自分のベーシック、本当に大切ですね!
(丹後さん)
そういう意味で、MITSUBOSHI 1887のメリノTシャツは、本当に私にとってマイ・ベーシックになっています。
メリノTを着ていると、子どもがぎゅっと抱きついてきて「これ気持ち良いね」って言うんです。子どもってブランドとか価格とかを認識していない分、正直にものの良さを感じ取るんですよね。
大変な時代ですが、メリノTシャツを着て、実際に私は幸せになっています。良いものに出会えて本当に良かったです。
(桜)
こちらこそ、本日も素敵なお話をどうもありがとうございました!!これからもどうぞよろしくお願いいたします。
★★★
今回、一般販売に先立ち、新作Vネック(ダークネイビー)も着てみていただきました。
- ジャケットとタイトスカートに合わせたビジネススタイル
- スカートにふわっとイン&パールネックレスと合わせたきれいめスタイル
- シャツとデニムでカジュアルスタイル
どのコーディネートもとてもお似合いで、メリノTシャツの着回しの良さを、私たちも改めて再認識させていただけました。
丹後さん、ご協力ありがとうございました。