Monthly Meets VOICE Vol.04 ホワッツアップビシュー
三星毛糸の位置する尾州産地や岐阜のあれこれをお伝えするホワッツアップビシュー。
今回は私こと杉山がめぐった、岐阜のおススメ温泉をご紹介します。
そのまえに。
岐阜県は本州のほぼ真ん中に位置しているのですが、かなり大きな県だという事は知っていますか?
その広さは10,621平方キロメートルで、全国第7位の面積を誇ります。
高山市だけで見ても東京都とほとんど同じサイズ、と聞けばその大きさがなんとなく伝わるでしょうか。実は高山市は日本で一番大きな市なんですよ。
*画像引用:Yahoo!地図ブログ2014年5月1日号より
これだけ大きいと、地域によって気候が全く異なってきます。
例えば雪ですね。基本的に雪が大量に降るのは山間部、特に飛騨高山は指折りの豪雪地です。
逆に平野部、三星毛糸がある岐阜県羽島市はドカッと積もるほどの雪はあまり降りません。
数年に一度ぐらいの頻度で、思い出したかのようにドッサリ降るような感じでしょうか。
逆に暑さは岐阜県多治見市。去年の8月に38.6度を記録し、「日本で一番暑い街」を襲名したのは記憶に新しいところです。
意外と大きな岐阜県ですが、多くの温泉があります。
旅行誌にも載っている温泉が多くあるかと思いますが、その中で私がリピートした温泉がいくつかあります。
羽島にお越しの際にはぜひ立ち寄ってみてください。
それではまずは飛騨の方から。
「巌立峡 ひめしゃがの湯」。
巌立峡は「がんだてきょう」と読みます。
ひめしゃがの湯から徒歩圏内に「巌立峡」という観光地があるのですが、それに加えて辺りにヒメシャガという花が多く咲く事が名前の由来となっているようです。
温泉は茶褐色の天然炭酸泉で、”風呂にすれば炭酸の凝りをほぐす効果”、”飲めば胃腸の調子を整える効能”、”食べれば独特の風味と旨さ”と3通りの方法で人々を癒すことができる世にも珍しい泉質が特徴です。
お食事処では「ひめしゃが鉱泉粥」というこの鉱泉を使って作られたおかゆも提供されています。ちょっと変わった風味でしたが、おいしかったです。「この鉱泉で炊いたお粥を食べると一年無病息災で過ごせる」という伝承もあるほどですので、ぜひお試しを。
ちなみに建物の横には飲泉場もあります。
三星毛糸からは車で高速使って約3時間! まあまあ遠いですね。
次はこちら、久瀬温泉露天風呂「白龍の湯」。
谷汲山華厳寺にお参りに行く際に、周りの温泉を調べて見つけた所です。
泉質はアルカリ性単純温泉で、財産を増やす神様・白龍王大神にちなんで「白龍の湯」と名付けられたそうです。
露天風呂に洗い場が付いただけのシンプルな感じですが、青空や脇を流れる小川、自然を眺めることができ、温泉浴と森林浴が満喫できる絶好のスポットです。
ちなみに小川はこのような感じです。
ちょっと山の中を走りますので、冬場は気をつけてください。先の話の通り、山間部は雪が結構降ります。平野部が全く雪がなかったので完全に油断して、スタッドレスタイヤを頼りに向かったところズルズル滑って怖かった思い出が。
三星毛糸からは車で約1時間強といったところでしょうか。ふらっと寄れる良い距離です。
帰る際は、「そば うどん 喜更」というお店に寄る事をおすすめします。
見てくださいこの海老天そば。見た目からおいしいですよ。
最後に行ってから時間が経っているので上記メニューがまだあるか把握できていませんが、「何食べてもおいしい」を地で行くお店です。
温泉巡りをしていた頃、奥美濃にもでかけました。
岐阜県奥美濃 秘湯の温泉旅館「神明温泉 湯元すぎ嶋」です。
ここはいわゆる温泉宿なのですが、日帰り温泉としても利用可能です。
門構えからも見えるように落ち着いた雰囲気でゆったり過ごすことができました。
平成7年に地下1000mから湧出した温泉を利用しており、泉質はアルカリ性単純温泉です。
道中には有名な観光名所「モネの池」があります。
クリアな水の中で泳ぐ錦鯉は美しいの一言!
7月はスイレンの花も咲くころです。より美しい風景が見れますよ。
三星毛糸からモネの池は約1時間半。そこからすぎ嶋までは+20分程度でしょうか。
最後はこちら、南濃温泉水晶の湯。
今年はコロナの影響でいけませんでしたが、毎年正月はこの温泉で初日の出を拝むのを恒例行事としていました。
浴場が2種類あり、片方にはドライサウナと歩行湯が。もう片方にはミストサウナが設置されています。片方が男湯、もう片方が女湯で、週替わりで切り替わります。
特徴は何といっても露天風呂のこの景色!
昼夜問わず絶景を眺めながら温泉を満喫できるのですが、特に夜は「日本百名月」や「日本夜景遺産」に認定された極上の夜景スポットが露天風呂から一望できます。
泉質はナトリウム・カルシウム塩化物泉(低張性弱アルカリ性低温泉)で、慢性的な筋肉痛や関節痛などに効能があります。
ちょっと変わったポイントとして、駐車場から温泉にいくためには送迎バスを使わなければいけないという点があります。
駐車場から先の道路が極端に狭い道であるため一般車両を通行禁止としていて、送迎バスだけ通過できるようにしているんですね。
おかげでちょっと混む時間だと駐車場でバス待ちになってしまうことも。
12分ぐらいで次のバスが来るのですが、「そこまで待てない!」という方は登山ルートを通って向かう事も出来ます。駐車場からハイキングコースに入り、順路通りに進めばOKですが、山歩きに慣れていないとまあまあハードです。足腰に自信のある方で、森林浴から温泉浴につなげたい方におすすめします。
三星毛糸から水晶の湯までは約34分!
近くには有名なおちょぼ稲荷もありますので、観光ついでにお立ち寄りされることをおすすめします。
【水晶の湯 建物横から撮影した 初日の出】
いかがでしたでしょうか。
岐阜の温泉といえば飛騨や下呂というイメージが付いている印象ですが、実はそれ以外にもいい温泉がたくさんあります。近くに来る予定があれば、ぜひ温泉ガイドブックを眺めてみてください。