【PARTNER’S VIEW】ジェイアール名古屋タカシマヤ / 田口バイヤー – MITSUBOSHI 1887
 

【PARTNER’S VIEW】ジェイアール名古屋タカシマヤ / 田口バイヤー

  • by SHOPSTAFF

POP-UPイベント等でMITSUBOSHI 1887の商品をセレクトいただいたバイヤー様にお話を伺うパートナーズビュー。
今回は、ジェイアール名古屋タカシマヤのバイヤーである田口様に、代表の岩田真吾(真)がお話を伺いました。


◆ラインナップ

地元愛知の企業による、地元の人達のための百貨店。
ウールという素材の持つ天性の魅力を、改めてお客様に伝えたい。
サステナブルという点だけでなく、純粋にファッションとしても楽しんでほしい。
店頭に並ぶ商品を自宅にいながら注文できる新サービス「リモショピ」も始動。
10月13日(水)~10月26日(火)の期間中、ジェイアール名古屋タカシマヤ 5F スーツクローゼットにてMITSUBOSHI 1887がプロモーションされます
今後のポップアップの予定


◆地元愛知の企業による、地元の人達のための百貨店。


(真)
本日はよろしくお願いいたします。
まず、田口さんがバイヤーを務めておられるジェイアール名古屋タカシマヤとはどんなお店なのか、ご紹介いただけますでしょうか?

(田口)
ジェイアール名古屋タカシマヤは、2000年に開業し昨年20周年を迎えた、百貨店の中では比較的歴史の浅いお店です。しかしながら、この20年間でたくさんの地元のお客様にご愛好いただき、順調に売上を伸ばしてくることができました。

2017年には、隣に増設された名古屋駅JRゲートタワー内にタカシマヤゲートタワーモールという商業施設を開業し、現在は二つの館で営業しております。

名古屋駅という立地もあり、名古屋市内のみならず市外の愛知県の各市町村、さらには岐阜県や三重県にお住まいの方など、かなり広域のお客様にお越しいただいています。

バイヤー目線にもなってしまいますが、ジェイアール名古屋タカシマヤを運営している我々JR東海高島屋という会社は、この名古屋の高島屋を運営するためだけに存在する会社です。全国に直営店を展開する高島屋とはまた別の、地元愛知県に根ざした、地元の企業なんです。

そういう意味では、私たちにはお客様と接点を持つ場所はここしかありません。そのため、地元の中京地区・東海地区のお客様に今何が求められているのか、逆に私たちが何を地元のみなさまにご紹介したいのかを日々考え続けています。

地元のお客様の顔を思い浮かべながら、日本中、世界中から商品を選りすぐって品揃えしている点が、他の百貨店とは少し違うのかなと思います。

(真)
高島屋というブランド感はありながらも、地域のことを第一に考えた、地域のお客様のためのチームということですね。

(田口)
そうですね。全国チェーンで展開しているお店だと、どうしても地域ごとに売れ方や客層も変わってきてしまうのですが、その点では私たちはこの20年間で「名古屋の地において何が求められているのか」というのがデータとして蓄積されていますので、そこは大きな強みだと思います。

◆その時々のテーマを打ち出した、1階入口のメインステージ。

*期間中、MITSUBOSHI 1887製品もレイアウトされる予定。

 

(真)
ジェイアール名古屋タカシマヤに初めて来られたお客様におすすめしたい場所や、楽しみ方はありますか?

(田口)
名古屋駅の待ち合わせスポットに金時計がありますよね。その金時計のところに立ってもらうと前も後ろも高島屋の入り口になっているのですが、正面玄関であるアクセサリー売場側の入り口から入ると、大きなステージがあるんです。

まず、あれだけ大きなステージを未だに玄関に持っている百貨店は珍しいと思います。いい場所なので売り場にした方がという発想になりがちですし、それこそ特選ブティックを入れたりするのですが、私たちは敢えてそうしていなくて。

今お店が何をメインにやっているのか、どんなプロモーションを仕掛けているのかというのを常に見てもらえるように、かなり力を入れてあのステージを作り込んでいるんですね。そのため、お店にお越しの際はまずステージにぜひ目を向けていただけたらと思います。特にバレンタインやクリスマスの時はかなり作り込んだステージになりますので、見るだけでも楽しんでいただけますよ。

また婦人服でいうと、私の担当している5階はその時々のトレンドのアイテムやブランドを取り揃えており、イベントスペースでは1週間、2週間のペースで話題のブランドのポップアップショップが登場しますのでぜひチェックして頂きたいです。

中でも今回MITSUBOSHI 1887さんにご出展いただくスーツクローゼットというコーナーは、高島屋の自主編集売り場です。ブランド横断にて、旬なスーツブランドを一堂にご紹介しています。お客様のご要望に応じて、ご案内させていただきますので、ぜひお立ち寄りいただければと思います。


◆地元大好き人間で、大学進学時からUターン就職を決めていた。



(真)
田口さんご自身はどういったご経歴をお持ちなのですか?

(田口)
私はこの春から婦人服の担当になり、中でもキャリアブランドやスーツなどのアイテムを担当しています。直近はゲートタワーモールに3年間、その前は本館7階の紳士服のフロアを担当していました。

それこそもう少し若い時代には婦人雑貨や特選ブティックもやっていましたので、今まで約18年のキャリアの中でファッションに関係する部門は一通り渡り歩いてきたという感じです。

私は愛知県岡崎市の出身なんですが、大学進学で京都に出る時からUターン就職しか考えていなかったくらい、地元大好き人間なんです。一生愛知で暮らすと決めていたので、大学は敢えて県外に出たくらいでして。

(真)
自らも地元のことが大好きで、お仕事を通しても地域にどう貢献していくかというのを常に考えられているバイヤーさんなんですね。

 


◆ウールという素材の持つ天性の魅力を、改めてお客様に伝えたい。

*ひつじサミット尾州アンバサダー牧野紗弥さん。愛知県出身。光文社「VERY」、小学館「WEB Domani」、集英社「LEE」等、数々のファッション系メディアで人気モデルとして抜群のセンスを発揮しな がら、多方面で活躍中。

(真)
そんな田口バイヤーが、婦人服のフロアのポップアップとして今回MITSUBOSHI 1887を選んでくださいました。

紳士服を担当されていた時からお付き合いはありましたが、今回レディースのフロアのポップアップに選んでいただいた理由をお聞かせいただけますか。

(田口)
今回お声掛けさせていただいた理由は大きく2つあります。

1つは、MITSUBOSHI 1887さんが地元が誇る尾州ブランドであるということ。紳士服の時代から、百貨店のリテーラーという立場で地元の誇る毛織物である尾州ブランドをもっと世の中に広めていきたいと思っていました。

もう1つが、このコロナ禍で働き方やライフスタイルが変化する中で、これまでの百貨店のレディースフロアにはなかった新しいテイストの商品に挑戦していきたいと思っていたこと。

その中で、MITSUBOSHI 1887さんのウール素材のアイテムをぜひ紹介したいと思ったからです。

今回は「サステナビリティ」をテーマにしたプロモーション期間でMITSUBOSHI 1887さんにご出展をいただきます。最初にウールをフィーチャーしたいと思った時、「秋冬だからウール」という発想は私の中には入り口としてはなく、それよりもウールが素材としていかにすごいのかということを消費者のみなさまに改めてお伝えしたいという想いがありました。

しかし、社内でこの企画をプレゼンすると「婦人服で秋にウールって当たり前すぎてプロモーションになるの?」という反応があったりするんですよね。紳士服の時代にサマーウールのフェアを実施した際も、「ウールって夏でも着れるの?」という声がありました。

ウールは、そこにあって当たり前の存在すぎてなかなかその本当の魅力が伝わりにくいのかなと思うんですよ。

(真)
おっしゃる通りで、ウールという言葉としての認知度が高い分、知っている気になりがちなものなのかもしれませんよね。でも実際は、温かそうとかセーターやコートに使われている素材、くらいのイメージしかなかったりする。

しかし、ウールは温かいだけではなくて湿度調節の機能があるため、エアコンなどで気温の変化が激しい今のライフスタイルの中で生き物の快適性をすごく高めてくれる素材なんですよね。それに、生分解性で海を汚さないから、地球にも優しい。

(田口)
そうなんですよね。今回サステナビリティのテーマでとお伝えしましたが、このプロモーションの一番大きなタイトルは「明日、よりよく、気持ちよく」なんです。

このメインテーマの下に「サステナブル」と「ウェルネス」という2つのキーワードで商品をご紹介するのですが、私はウールはこの両方に合致すると思っています。
地球環境のことも考えられる素材だし、なおかつ自分自身が着ていてとても心地がいい。

一方で、昔はもっと百貨店にもウール素材のものが売られていたのに、どんどん機能性の進化した化繊の素材が出てきて、世の中全体を見渡しても原材料としてコストのかからない素材がたくさん出回るようになりました。それと同時に、ウールが昔に比べると手の届きにくい存在になりつつあると思うんです。

しかし、私は百貨店のバイヤーとして、すぐに着古して毎年のように廃棄を続けるようなファッションの楽しみ方ではなく、正しいものを正しい値段で買い、その代わり年をまたいでも大切に着ていただけるものをご紹介したいと思っています。

そういう意味で、人にも環境にも優しいというウールの天性の魅力を、お客様にちゃんとお伝えしたい。これだけの値段がしても、二年三年と大切に着ていただける商品なんだということを改めてお伝えしたいなという想いです。

(真)
ウール産業に携わる身として、とてもじーんときました。


私たちが開催する「ひつじサミット尾州」の一環で、アンバサダーとして牧野紗弥さんにMITSUBOSHI 1887の衣類を着ていただいたんです。MITSUBOSHI 1887のアイテムはユニセックスモデルとして展開していますが、改めて女性の方にもウールの良さを知ってもらい、もっと着ていただきたいと感じました。

ともにウールの知られていない魅力についてもっと世の中に伝えていけたらと思います!

◆サステナブルという点だけでなく、純粋にファッションとしても楽しんでほしい。

(真)
今回サステナビリティいうことで、MITSUBOSHI 1887の他にも話題のデニムブランドも呼ばれているんですよね。

(田口)
はい。ヤマサワプレスさんという東京のアイロンプレス店なんですが、とてもおもしろい取り組みをされているんです。

アメリカでリーバイスの501が大量に消費され、廃棄されているそうなのですが、そのデニムの端切れをたくさん日本に持ち込んできてウォッシュをかけて綺麗にし、繋ぎ合わせて服として再生させる、という取り組みなんですね。

今回そのヤマサワプレスさんが東海エリアに初登場していただけるということで、御社とはまた違った観点のサステナブルなブランドとして一緒にご紹介したいなと思っています。

また、せっかく同じタイミングで出していただけるので、サステナブルという点だけじゃなく、それぞれのブランドのアイテムをどう組み合わせておしゃれに着てもらえるかということも発信していけたらなと思っています。

(真)
百貨店のいいところは、選りすぐりのアイテム同士を自由に組み合わせて楽しめるところでもありますよね。お客様にはぜひ、そういった観点でもお買い物を楽しんでいただけたらと思います。

 

◆店頭に並ぶ商品を自宅にいながら注文できる新サービス「リモショピ」も始動。

(真)
最後に、このコロナ禍でさまざまな取り組みをされているかと思いますが、今お店で実施されている感染防止対策について教えてください。

(田口)
日々状況が変わる中で、どうやって安心安全な買い物環境を整えられるのかということを常に試行錯誤しています。

特に私たち高島屋はもともとたくさんのご来店をいただいている館なので、できる限りの対策をする必要があると考えています。

現時点(2021年9月現在)では、入店と退店の出入口をこちらの方で指定させていただき、出入口ではお客様に検温のご協力、アルコール消毒もした上でお買い物をしていただくことをお願いしております。

もし館内の人数がオーバースペックな数となってしまった場合は、入館制限などの対応もさせていただいております。

さらに、従業員の身を守るという意味も含め、出勤時の検温、お客様にご不安を与えないよう消毒を徹底し、体調不良者は積極的に休ませながら運営していますので、安心してご来店いただけばと思います。

(真)
必要に応じて営業体制をコントロールしながら、安全な体制で営業されているんですね。

いつもは混雑していて店員さんとゆっくりお話ができなかったのが、今なら心ゆくまで相談できるということもあるかもしれませんね。

(田口)
そうですね。ファッションの部門は以前に比較すれば今はまだお客様が少ない状態です。特に平日のお仕事終わりのお時間など、ゆったりとお買い物していただけると思います。

また、この9月から「リモショピ」という新しいサービスもご利用いただけるようになりました。こちらは、オンライン販売では取り扱いのないジェイアール名古屋タカシマヤの店頭にある商品を、ご自宅にいながらご注文・ご決済いただけるというサービスです。

コロナ禍になり、地元にお住まいのお客様ですらなかなかご来店が叶わないという状況が続いています。そういった方々に向けて、まさに店頭でお買い物をするのと同じように、ご自宅でお買い物を楽しんでいただける、そんなサービスになっています。

詳しいご利用方法などはジェイアール名古屋タカシマヤのHPにてご案内しておりますので、ぜひご活用いただけたら嬉しいです。

(真)
お店に実際に行けない時でも、常にお客様に寄り添ってくれる百貨店という感じがして、とても素敵だなと思います。

田口さん、本日は貴重なお話をありがとうございました!

 

◆10月13日(水)~10月26日(木) の期間中、ジェイアール名古屋タカシマヤ5F スーツクローゼットにてMITSUBOSHI 1887がプロモーションされます


ジェイアール名古屋高島屋5Fスーツクローゼットにて、「23時間を快適にする」メリノTシャツや、スーパーメリノ カーディガンジャケット等のアイテムの他、これからの季節に必要となるストール等を期間限定でご紹介いいただいております。

選りすぐりのアイテムを組み合わせてお楽しみください。。

ジェイアール名古屋高島屋の詳細につきましては以下にてご確認ください。
■営業時間:午前10時~午後8時
■年中無休
■お問い合わせ:052-566-1101
■アクセス
こちらのジェイアール名古屋高島屋オフィシャルサイトをご確認ください



◆今後のポップアップ予定

MITSUBOSHI 1887は、今後以下のスケジュールにてポップアップ等のイベントを開催予定となっております。

①10月16日(土)~10月17日(日):星が丘テラス
(社)日本羊毛フェルト協会のプロ作家が、丁寧にサウナハット作りを教えてくれます。

ご予約はこちらで受け付けております。


②10月20日(水)~10月26日(火):松屋銀座
ひつじサミット尾州本開催に向けてのポップアップです。
MITSUBOSHI 1887のアイテムの他にも、尾州のアイテムを色々見るチャンスです。
銀座にお越しの際は、お立ち寄りください。


③10月30日(土)~10月31日(日):三星毛糸を含む、尾州一帯
ひつじサミット尾州本開催です。
三星毛糸ではオフィス&ファクトリーツアーを筆頭に、「体験」をテーマとして様々なイベントを開催予定です。

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