MeetsVOICE いぶくろ聖志さん Part3 ピュアウールセットアップ試着会&いぶくろさんが服を選ぶ基準
MITSUBOSHI1887を愛用してくださっている「使い手」の声と出会うMeets VOICE(ミツボイス)は、「創り手と創り手のリアルなクロッシング」をテーマとした、
「MeetsVOICE ~創り手、尾州に来る~」
という対面でのインタビュー企画に生まれ変わりました。
和楽器バンドの「箏」演奏者であるいぶくろ聖志(以下いぶくろ)さんの最終回となる今回は、いぶくろさんがMITSUBOSHI 1887の新作アイテムを試着する様子と、いぶくろさんがどの様な基準で衣服を選んでいるのかを代表の岩田真吾(以下岩田)が伺います。
◆目次
・一流の素材と一流の演奏者が出会う。いぶくろさんが体験した新作セットアップの感動ポイントとは?
・いぶくろさんが服を選ぶ基準は、「ストレス回避」にあり!
・特別フォトギャラリー「いぶくろ聖志さんのセットアップご試着集」
◆一流の素材と一流の演奏者が出会う。いぶくろさんが体験した新作セットアップの感動ポイントとは?
(岩田)
ここからはいぶくろさんに、MITSUBOSHI 1887の最新アイテム「ピュアウールセットアップ」を試着していただこうと思います。グレンチェックとネイビーブラックの2色展開ですが、まずどちらを試してみますか?
(いぶくろ)
このグレンチェックが一番気になっているんです。まずはこちらから…。
あ、写真だと少し厚手に見えたんですが、手に取ってみると「密度が込んでるのにとても薄手で軽やかだ」と感じますね。
これめっちゃいいですね!
実はこのセットアップの購入を検討していたのですが、秋になるまで待とうと思っていたんです。
ちょっと暑い今の時期に使うのもいいですね。(撮影日は8月30日)
パンツのラインも、縫ってあるからきちんと見えるんですね。
何も気にせずに持ち運べて、いざ使う時にプレスしなくてもラインがしっかり見えるのはとても助かります。
この滑らかな履き心地と柔らかさも伝わるといいですね。
(岩田)
グレンチェック、お似合いですね!
元々結構クラシックなチェック柄なんですが、差し色に今トレンドのピスタチオカラーを足して、ちょっとカジュアル感というか、トレンド感も入れています。
いぶくろさんの、また違った魅力を引き出しているように思います!
ちなみに素材は、Tシャツやカットソー同様に超一流のSuper140'sを使った糸なんです。
シャツジャケットのデザインは今風の肩を落とす形で、オーソドックスなんですけどパリッとしてますよね。
「襟」をしっかりと作っているから、Tシャツの上にこのジャケットを羽織るだけでも相手に対して失礼が無く、敬意を感じられる雰囲気も出てきちんとして見えるんです。
更に、ポケットがすごく多くて機能的なんですよ。
外側の4か所の他に内側にもポケットが2つ、更に名刺ポケットもあるんです。
(いぶくろ)
なるほど!
ところで、このセットアップはとても軽いんですね。
(岩田)
そうなんです。
ホームページの写真で見ると、しっかりした感じに見えたかもしれませんね。
(いぶくろ)
デザインがワークウェアを基調としているように見えたので、もうちょっと頑丈で厚手のものを想像していました。
でもこれは、光が透けて見えるくらい薄いんですね。
(岩田)
実はこれは、まさに今言っていただいたように「ワークウェアの様に見えてカジュアルなデザイン」にしています。
スーツにも使えるようなSuper140'sの生地を使っているので、ちょっとフォーマル寄りにすることによってきちんとした場にも着ていけるという絶妙なところを狙っています。
また、軽いため夏から秋にかけて着てもらいたいな、というアイテムですね。
(いぶくろ)
Super140'sの生地と言われましたが、Tシャツの生地感と全く違いますね。
Tシャツはやわらかく優しい肌ざわりでしたが、こちらはハリ感たっぷりで小気味の良いなめらかな肌ざわりです。
(岩田)
おっしゃる通りです。
着ていただいてるTシャツ(カットソー)は、編み物、これは織物なんですよ。
そういう構造的な違いも感じて楽しんでもらえると思います。
Super140'sという素材を使ってるのは一緒なのに、「編む」か「織る」かだけでこれだけ違うものになるということをぜひ体感してもらいたいですね。
(いぶくろ)
ホームページで見た時に「Super140's」と書いてあったので、Tシャツと似たような素材感のジャケットとパンツだと思っていたんです。いや、もう全然違いましたね。
じゃあ、グレンチェックを購入で…
(岩田)
ありがとうございます!(笑
・ネイビーブラックを試着して
(いぶくろ)
グレンチェックとはまた違いますね。
着た感じが少しやわらかく感じます。不思議ですね。
(岩田)
「色目」からの影響でしょうね。
こちらは万人受けする色だと思います。
(いぶくろ)
ブラックのカットソーの上に着て感じたんですが、同じ「ブラック」でも色味が違いませんか?
(岩田)
よくぞお気づきになりました!
今着ていただいているカットソーは「ディープブラック」という色なのですが、今回のセットアップは、「ネイビーブラック」なんです。
青みを少しだけ足したブラックにしているので、一緒に合わせてもらうとセットアップの方が浮いて同化してみえないようにこだわっているんですよ。
◆いぶくろさんが服を選ぶ基準は、「ストレス回避」にあり!
(岩田)
いぶくろさんが服を買う時の「基準」みたいなものはありますか?
(いぶくろ)
もちろんデザインとかもあるんですけど、僕、最近は材料を結構見るようになってきていて。
よほどの理由がない限り化学繊維100%の服は買わなくなってきてるんです。
服で受ける「ストレス」は、思った以上にあると感じています。
例えば化学繊維100%の服。速乾と書いてあったとしても、汗をかく環境では1日中肌にべったりくっついている事があります。
僕は演奏する時に箏の先まで手を伸ばすこともあるのですが、汗でべたついた袖が手に引っかかってしまうと、伸ばしたい所までスッと手が伸びないんです。
するとコンマ何秒の差で手が届かず、「あれ?届かなかった!」みたいな事が起きてしまいます。
それが続くと、とてもストレスを感じるんです。
だから、ウールの様に「汗をかいた時でも腕にくっつかない」、「皮膚がべたつかない」事がとても大事なんです。
そういう素材の服を中心に選ぶように変わってきましたね。
(岩田)
なるほど、「箏演奏者」であるいぶくろさんならではの事例ですね。
本日は貴重なお話をお聞かせいただき、ありがとうございました。
いぶくろさんの原点からはじまり、私たちのアイテムとの出会いやの想いを知ることができたことで大変勉強をさせていただきました。
これからも活躍を応援しています!