生活のボーダーレス/シームレス化に衣服はどう応えるか?:『Withコロナ時代の「衣」に関する調査』 – MITSUBOSHI 1887
 

生活のボーダーレス/シームレス化に衣服はどう応えるか?:『Withコロナ時代の「衣」に関する調査』

  • by SHOPSTAFF

三星毛糸株式会社 / MITSUBOSHI 1887では、「Beforeコロナ→Withコロナで、あなたの服選びってどう変わりましたか???」と題し『Withコロナ時代の「衣」に関する調査』アンケートを4月17日〜5月16日にて実施し、200名以上の回答を得ました。ご協力頂いた皆さま、誠にありがとうございました。

緊急事態宣言は解除されたものの、今後も「新しい生活様式(ニューノーマル)」が求められる中、ファッション・アパレル産業には大きな変革が迫られています。

・衣食住の「衣」の位置づけは、どのように変容しつつあるのか?

・人々の新しい期待に、衣服はどう応えるか?

前回の結果速報に世代/性別ごとの分析も加えて、より具体的な現状が見えてきましたので、ファッション・アパレル産業はもとより、「衣」をまとう全ての皆さまの何らかのお役に立てればと考え、結果を公表致します。

▼調査結果

  1. 7割超が「他人からの見た目」よりも「自分の感覚」重視で服を選ぶように
  2. ジャケットなどのアウターの重要度はBeforeコロナの半分以下に低下
  3. 在宅ワークでスーツやジャケットを着る層はほぼ消滅 
  4. 生活のボーダーレス/シームレス化に対応した「着心地の良さと見た目の両立」への期待が大きい

 

①7割超が「他人からの見た目」よりも「自分の感覚」重視で服を選ぶように

服を選ぶ基準

4月の速報時と大きくは変わらず、服選びの基準は「他人の目」重視から「自分の感覚」重視へと変化しました。ただし、後述するように着心地と見た目の両立を期待するコメントが多く、単純に楽であれば良いということではなく、これまでしっかりとした布帛で作られていたアイテムを、ストレッチ素材やニット素材に代替したアイテムなどの開発が期待されていると言えます。

服を選ぶ基準:世代別

世代別で見ると、30〜40代は「他人の目」重視比率が比較的高いのに対し、20代と50代以上が「自分の感覚」重視の比率が高いことがわかります。

また、男性と女性で比べると、女性の方がより「自分の感覚」を優先しているという結果となりました。

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Q1. 服を選ぶ基準はなんでしたか?
Q2. 服を選ぶ基準はどう変わりましたか?
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②ジャケットなどのアウターの重要度はBeforeコロナの半分以下に低下

重要なファッションアイテム

こちらも4月の速報時と大きくは変わらず、外出自粛および季節的要因の影響で、アウターを重要視する比率は29%から13%へ激減。外出時に使用するバッグは4%から2%へ、靴は5%から4%へ減少しました。一方で、直接肌に触れる=着心地に直結するトップスやボトムスの重要度が高まっています。「その他」の中身についても、コメントを見ると「部屋着」や「インナー」という回答が多くを占めました。

重要なファッションアイテム:世代別

世代別では、服を選ぶ基準と同様に20代と50代がトップス&ボトムスを重視する傾向で一致しました。男女比ではもともとのジャケット着用比率の違いもあり、女性のアウター重視比率は男性の半分に留まりました。

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Q3. どのファッションアイテムがあなたにとって重要でしたか?
Q4. どのファッションアイテムがあなたにとって重要になりましたか?
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③在宅ワークでスーツやジャケットを着る層はほぼ消滅 

Beforeコロナから仕事着が変化した人の割合は64%に上りました。在宅勤務ではフォーマルだけでなくスマートカジュアルも減少し、普段着と同じリラックスウェアが6割。一方、テレビ会議では(上半身だけも含めると)スマートカジュアルが約6割を占めました。

世代別で見ると、ここでも20代と50代に共通した傾向が見られます。但し、①②のようなリラックス傾向とは逆に、フォーマルやスマートカジュアルを着用する比率が高くなっています。

性別に関しては若干女性の方がスマートカジュアル比率が高いという結果となりました。

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Q5. 通常出勤のファッション
Q6. 在宅ワークのファッション
Q7. オンラインミーティング(テレビ会議)のファッション
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④生活のボーダーレス/シームレス化に対応した「着心地の良さと見た目の両立」への期待が大きい

自由筆記のコメントを大別すると、約半数のコメントが着心地について言及しており、今後もこの傾向はある程度継続すると考えられます。

しかしながら、オンとオフのボーダーレス/シームレス化に伴う「着心地と見た目の両立」を求めるコメントも多く、緊急事態宣言の解除後には「見た目」も含めた両立ニーズが高まると考えられます。

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Q8. Withコロナ時代の「衣」に期待すること
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▼調査対象について

・20歳以上の男女その他221人(無作為)

 

▼調査概要

・期間:2020年4月17日(金)〜5月16日(土)の1ヶ月間

・方法:インターネットアンケート形式 

本件に関するお問い合わせは三星毛糸株式会社(058-392-4780 / connect@mitsu-boshi.jp)までご連絡下さい。

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